2011-12-23

今日、写真学校時代の友人のメール配信を受けた。
彼はその当時からJAZZが好きで というかJAZZが半分“めし”みたいだったが
いまだ写真家として飯を食っている貴重な存在の一人だ

むさくるしい格好をして(自分も同じくだったが)ずり落ちかけた眼鏡を指ではねあげながら
延々と写真論、音楽論をぶちかましていたというのが一番の印象
その彼が
久々に当時の写真学校の連中と飲んだと言う
その中で 四苦八苦しながらの生活の中でかろうじて買った写真集が上は百万を超えているという事実を知り
あわてて箱をひっくり返して貴重な写真集を見つけた…と書いてあった

自分も同じ経験を持つ 
某写真家のblogにこの本がン10万円 この本がン10万円とあった
え~!!!!ラッキー!!!!
それがこの二冊

写真集1.jpg

写真集2.jpg

たまたまこの話題があがっていたので自分もアップしてみた

本題はこの本のことでjはなく その“飲み会”の話である
その飲み会は久々に旧交を…ということのほかに 友人の一周忌 とあったのだ
驚いてすぐ電話してみた 友人のMであった 一年前の今日23日に亡くなっていた
Mは過激中の過激派 アナーキストであった
自分たちより若いくせに長髪を振りかざして生意気なこと(?)をベラベラ語っていた
詳細は省くが 在学中に姿が消えたことがあった ムショに入っていたのだ
出てきたときは長髪をさっぱり坊主刈りしていた
そいつはやがて業界紙の記者になり 我が家へも何回も訪れた事がある

あの Mが死んだ 一年前 癌 
けど抗がん剤治療を一切拒み あと一年と宣告された頃 みんなで飲み会をしたりしたそうである

もう一人 いい写真を撮っていたSは 今 掃除夫をしながら写真を撮り続けているそうである

もう一人Iは ホームレスの身でありながら旧友の活躍している場に 大阪から東京まで鈍行を乗り継いで現われて迷惑がられたそうである

もう一人Sは割と最近まで映画監督として報道番組のコメンテーターとして出ていたが
あまりに激しい発言をするので ホサレタそうである

一番の“出世頭”Jは 某芸大の教授として また 著名写真家として活躍している カメラメーカーのCMにも出ている 
この出世頭は 飲み会にも出てこないそうである

みなそれぞれの形で それぞれの人生を生きてきているようだ
けど どこかみんな あいかわらず写真にしがみついているのかな なんて思ってもみた

次回の飲み会には声をかけてもらうよう頼んでおいた
今までは 遠いということで遠慮してくれていたようだ

何はともあれ M君の 冥福を祈る
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