もうしわけない…… [散歩]

ハスキー靴.jpg

 ずっと以前に全盲の方と連れだってカラオケスナックへ行ったことがある。そのとき玄関に3段ほどのステップがあったので当たり前のように手を添えたらその人は強く私の手を振り払ったことがある。この時の衝撃を今でも忘れない。
 先日テレビで東北の被災地で仮設住宅に住む人が仮設住宅の壁に「ボランティアお断り」という張り紙をしたという事例を報道していた。もちろんこれは極々一部の方の反応だと思うが、人に対する思いやりの表現は実はなかなか難しい微妙な要素をはらんでいる。時として人は過剰な“思いやり”でかえって他人に迷惑をかけるという結果になることをわきまえなくてはいけない。
 自分では良しとしてしたことが相手にとって単なるおせっかいになる場合がある。思いやりといらぬおせっかいはいわば紙一重ということか。
 
 寒空の高山をぶらついていたら、靴を履いたハスキー犬に出会った。珍しかったので飼い主に「撮っていいですか?」と聞いたら「どうぞどうぞ」という返事。

 でも、シャッターを切りながら、この犬は靴を履かされてはいるけど、ちゃんと幸せなのかなあ……なんて思ってしまった。
 
 だって、とても恥ずかしそうな顔してたから……

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