高所恐怖症のあこがれ [旅]
高所恐怖症のくせに
登山へのあこがれは強い
きっかけは 新田次郎の本を読んでからだ
登山ものの ほとんどをむさぼり読んだ
ずっと昔 若い頃
見よう見まねで登山靴とか買って
八ヶ岳の赤岳へ 無謀にも軽装で一人で登りかけたことがある
登りかけた…というのは もちろん頂上まで行かなかったということ
行けなかった が 正しい
やはり 登山道の途中の森の中で道に迷った
他に登山者は見あたらなかった
ぶなの根っこに足を取られ
すねをすりむきながら
あわててその森から脱出して
こんどは
座ってにぎりめしを食べていたら
何か薄ら寒い感じがして
振り返ったら そこに
遭難者を祀った お地蔵さんがあった
ヒエー!
こんなんで 途中で下ってしまった
情けないもんだ
けど 一つ 大収穫
行者小屋の前で かの 新田次郎に遭遇した
何かの取材か 8mmであちこち撮っていた
目を疑った
大感激!
昔 明治時代に 加藤文太郎という伝説の単独を通した登山家が居た
その「単独行」を読むと
彼氏は 会社へ通うとき 訓練のためにわざわざ重いリュックを背負い
右のポケットに ちりめんじゃこ
左のポケットに 甘納豆
これをほおばりながら 歩いた
これだけで長時間の冬山行きでも耐えたそうだ
これを まねしてみたこともある
ただ あこがれただけの事だった
岐阜駅から柳ケ瀬へ向かう途中にある
山小屋喫茶 エーデルワイスという店で
モーニングをしながら
ふと そんな昔を思い出した
モーニングサービス 400円
登山へのあこがれは強い
きっかけは 新田次郎の本を読んでからだ
登山ものの ほとんどをむさぼり読んだ
ずっと昔 若い頃
見よう見まねで登山靴とか買って
八ヶ岳の赤岳へ 無謀にも軽装で一人で登りかけたことがある
登りかけた…というのは もちろん頂上まで行かなかったということ
行けなかった が 正しい
やはり 登山道の途中の森の中で道に迷った
他に登山者は見あたらなかった
ぶなの根っこに足を取られ
すねをすりむきながら
あわててその森から脱出して
こんどは
座ってにぎりめしを食べていたら
何か薄ら寒い感じがして
振り返ったら そこに
遭難者を祀った お地蔵さんがあった
ヒエー!
こんなんで 途中で下ってしまった
情けないもんだ
けど 一つ 大収穫
行者小屋の前で かの 新田次郎に遭遇した
何かの取材か 8mmであちこち撮っていた
目を疑った
大感激!
昔 明治時代に 加藤文太郎という伝説の単独を通した登山家が居た
その「単独行」を読むと
彼氏は 会社へ通うとき 訓練のためにわざわざ重いリュックを背負い
右のポケットに ちりめんじゃこ
左のポケットに 甘納豆
これをほおばりながら 歩いた
これだけで長時間の冬山行きでも耐えたそうだ
これを まねしてみたこともある
ただ あこがれただけの事だった
岐阜駅から柳ケ瀬へ向かう途中にある
山小屋喫茶 エーデルワイスという店で
モーニングをしながら
ふと そんな昔を思い出した
モーニングサービス 400円