古き橋 川を渡る [歴史]
近くにある木曽川の支流付知川のあたりをいつものようにカメラかついでトロトロ歩く。
カメラかついで歩くのとそうでないのとでは視神経がまるで違ってくる。普段目に留まらないものが飛び込んでくる。
この川を渡っている鉄橋の横に石造りの古い橋のゲートが残っていた。
そのわきに句碑があり、この道は黒瀬街道という名の重要な道路で、この「知原橋」は前の人たちが渡り終わってから順に次の人が渡るという時の思いを雑誌ホトトギスの編集を手掛けていた高浜虚子の高弟が
「一車宛(ゴト)残され渡る夜寒かな」
と読んでいる。
今はどれだけかかっても渡れない。
だって対岸のゲートには人が住んでいるのだ。
この“食い込み方”には、人のたくましさを感じざるを得ない…。
2012-02-13 15:25
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