大湫宿琵琶峠 [岐阜県ごあんない]
石仏に奇妙な切り傷とか 時には首のない状態とか
案外多く見受けられる。
後世の人々が何かと意味づけしたりしがちなのだけど
岐阜県の明智というところには明智光秀の碑石があって
この石仏のようにあたかも刀でなで斬りにされたような傷跡が残っている。
そこにははっきり“いわれ”が書いてあった。
ま、光秀の場合は意味づけされやすいといえばされやすい。
【 解説 】 中山道は県下でも改修または転用あるいは荒廃によって江戸時代の現状を残す所が少なくなっていますが、こうした中で当市の釜戸町・大湫町・日吉町にまたがる15km余の中山道は、宿駅制度と共に新設された丘陵上の尾根道であったことにより、琵琶峠や十三峠などに原形をよくとどめています。 特に琵琶峠を中心とする1,028mは往時の面影を残す道標・石仏・一里塚も現存し、昭和45年には500m余に亘る石畳も確認され、当時の峠開さく時のノミ跡を有する岩や、土止め工事、側溝工事の跡なども認められました。 琵琶峠はこのほか打出浜記・壬戌紀行・木曽路名所図会などにも名所・難所として詳しく述べられており、この付近一帯に露出する大小の巨岩をあしらって木曽街道六十九次や名所図会にもこの峠付近が画かれたり詠まれたりしています。
2012-08-06 12:02
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